自動車開発

将来は自動車開発の仕事がしたい。
自動車開発の仕事ができるところに転職したいので、
仕事の内容が知りたい。

このようにお考えではないですか?

自動車開発の仕事に就職・転職するには、
仕事内容を知っておくのは必要ですよね。

ここでは、
自動車開発の仕事をしたい人向けに具体的に仕事の内容を紹介しています。

自動車の開発は総合デパートと言われます。
色々な専門分野の人が集まって1台の車を開発します。

専門分野は大きく分けると、
商品企画
デザイン
研究・開発
生産
実験

5つに分類されます。
それぞれの詳細について説明します。

商品企画

商品企画とは、
どのような車を作るか」を考え決定する仕事です。

マーケティングを行い消費者ニーズや市場動向をリサーチし、
開発する車の仕様を決めていきます。

例えば、
自動ブレーキが無い車は売れないから設定しよう
現行車より室内空間を広くしよう
トランクにはゴルフバッグが4つ入るようにしよう
これらは商品企画が開発をスタートする前に決めます。

仕様が決まったら、
営業や開発、デザインなどの部門と議論して決定していきます。

デザイン

デザインは、
車のデザインを決める」仕事です。

商品企画から車のコンセプトが出てきたら、
コンセプトに会うスケッチを何枚も描きます。

その中から良さそうなスケッチが選ばれ、
レンダリングでより実車に近いデザインになり、
デジタルモデル→クレーモデルを製作します。

クレーモデルでは肉眼で見た面の流れや、
線の通りかた、光の当たり方をチェックし何度も修正を繰り返します。

ある程度クレーモデルが完成したら測定を行い、
3Dデータ化して設計に配布し議論をしながら完成させていきます。

研究・開発

研究・開発は、
商品企画やデザインを元に車を設計する」仕事です。

開発をする部位ごとに部署があります。
車体設計
電装設計
エンジン設計
シャシー設計
解析部門
データ作成、図面作成部門

具体的には、
デザインが成立しているか?
部品が干渉することなくレイアウトできるか?
生産できる形状になっているか?
法規が守られているか?
企画段階で決まった仕様を満足できているか?
決められたコストに収まっているか?
目標重量を達成しているか?
目標性能を満足しているか?
ライバル車との比較
過去の不具合対策
市場クレームの再発防止

上記の内容を段階を踏みながら行います。

生産

生産とは、
自動車や自動車部品を生産し組立をする」仕事です。

自動車工場で行われている自動車の組み立て以外にも、
車体部品の生産、溶接、塗装、組立てを行います。

デザインや設計部門と一緒に開発に参加し、
生産する為の必要な条件を設計に織り込みます。

部品や車だけでなく、
生産された部品を運ぶ台車や部品を設置する治具の設計も行います。

実験

実験とは、
完成した車のテストを行う」仕事です。

テレビでも見たことがある人もいると思いますが、
車を壁にぶつけて行う衝突実験や、
テストコースを走って行う耐久性テストを行います。

その他、
使いやすさや操作性を評価したり、
車の隙間や完成度を評価します。

まとめ

いかがでしたか?

自動車開発の仕事の内容をまとめました。
自動車開発と言っても働く部署によって仕事の内容も変わってきます。

これから自動車開発の仕事をしたい方は仕事内容をイメージできましたか?
どの仕事もやりがいがあり、
開発が終わりテレビでCMを見た時や街を走っているのを見た時は、
なんとも言えない達成感があります。

これから転職される方は、
こちらを参考にしてみて下さい。
自動車開発の仕事に転職するヒントが書いてあります。

未経験から自動車開発のエンジニアになるには?